町の保養所として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:39 UTC 版)
長峰荘は1971年(昭和46年)10月、当時の東筑摩郡明科町の町営保養所「明科温泉保養センター長峰荘」として開業した。長野県開発公社が建設したもので、費用は4,000万円。その後、1977年(昭和52年)に増築を行っている。 現在でこそ人工温泉装置を導入しているが(前述)、当初は「明科温泉」の名が示す通り、ボーリングで得た温泉(鉱泉)を引いていた。源泉は小倉沢の河床で、古くから温泉の湧出が知られており、「まんだらの湯」と呼ばれていた。地元の人々はこれを汲んで家に持ち帰り、沸かして入浴していたという。『明科町史』によると泉質は硫黄泉に分類されるもので、泉温はセ氏7.0度、pH 7.6である。高血圧、リウマチ、糖尿病、皮膚病、切り傷などに効能があるとされた。 1983年(昭和58年)度の営業実績は、歳入6,685万円に対し歳出5,972万円という黒字経営であった。宿泊客数4,665人、日帰り入浴客8,934人、合計1万3,599人で、うち7割が明科町外(一部は長野県外)からの訪問客であった。
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