男らしさ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 08:18 UTC 版)
男らしさ(おとこらしさ)または男振り(おとこぶり)[1]・益荒男/丈夫/大夫(ますらお)[2][3]、マッチョ(英: macho )、マチズモとは、これが男性の特性(あるいは特徴・社会性・概念、規律・外見等)になる全世界に共通する社会一般の世間が想定している観念群のことである。「女らしさ」という観念に対置されるもの。
注釈
- ^ 今から数百年前は、肉体的な性別と、男としてのありかたを区別できず同一視するような論調が世に溢れていたが、近年のジェンダー研究によって(相対的に)文化的な影響もあるとされるようになってきている。
今でも、かつてと同じように単純に生物学的差異(例えば脳の性差、ホルモンの違いなどの性格の傾向への影響)を強調(あるいは混同)する人もいる。
無論、人間のありかたについては、文化的要素/生物的要素、その他様々な要素が、それぞれそれなりに影響を与え絡みあっているので、それらの影響の相対的な割合については、様々な学者から様々な指摘がなされている。 - ^ (? どの"男らしさ"? どの要素??) [誰?]「それぞれの「男らしさ」の平均を取れば、普遍性のある枠内に従っており、精神的、肉体的側面における、支配、積極性、力強さの強調などは、普遍的だ[要出典]」
- ^ 表裏の関係で、女性は「オロオロするばかり」とか「判断力が無い」などとされた。
用例
- ^ “男振り(おとこぶり) の意味・使い方”. goo辞書. 2023年3月17日閲覧。
- ^ “益荒男(マスラオ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年3月17日閲覧。
- ^ “益荒男・丈夫・大夫(ますらお)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年11月6日閲覧。
- ^ 『「男らしさ」の人類学』デイヴィッド ギルモア (著)
- ^ 澁谷知美、井上章一(編)、2008、「性教育はなぜ男子学生に禁欲を説いたか:1910~40年代の花柳病言説」、『性欲の文化史』1、講談社〈講談社選書メチエ〉 ISBN 9784062584258
- ^ 多賀太「男性学・男性性研究の視点と方法 : ジェンダーポリティクスと理論的射程の拡張」『国際ジェンダー学会誌』第17巻、国際ジェンダー学会、2019年12月25日、8-28頁、doi:10.32286/00023841、ISSN 13487337、2021年8月11日閲覧。
Weblioに収録されているすべての辞書から男らしさを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から男らしさを検索
- 男らしさのページへのリンク