甲佐同盟
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甲佐同盟(こうさどうめい)は、戦国時代の軍事同盟。甲斐国の武田氏と常陸国の佐竹氏の間で成立した同盟。双方の当主は武田勝頼と佐竹義重で、相模国の後北条氏を対敵として機能した。
- ^ 丸島「甲佐同盟に関する一考察-武田勝頼期を対象として-」『年報三田中世史研究』7号、2000年
- ^ 「武州文書」『千葉県の歴史』資料編中世4 - 29号
- ^ なお、甲斐武田氏と常陸佐竹氏の関係が「甲佐」と称され武田側が令制国の略称であるのに対し佐竹側が姓の略称で呼称されている背景について、丸島は北関東から東北地方において一国規模の地域権力が存在しなかったため、勢力間の呼称は姓の略称を用いる慣行が一般的であったためとしている。
- ^ なお、勝頼期の佐竹氏宛発給書状は『藩中古文書』所収の正木文書や千秋文庫所蔵の「佐竹古文書」などに含まれ、丸島は11点を掲出しており(丸島 2011)、いずれも『戦国遺文』武田氏編に収録。なお、武田氏は家伝文書の多くが散逸しているため佐竹氏側の発給した文書は少ない。
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