田隈村とは? わかりやすく解説

田隈村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/24 03:19 UTC 版)

たぐまむら
田隈村
廃止日 1954年10月1日
廃止理由 編入合併
田隈村曰佐村福岡市
現在の自治体 福岡市
廃止時点のデータ
日本
地方 九州地方
都道府県 福岡県
早良郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 9.92 km2.
総人口 6,043
(福岡市勢要覧 平成2年 106P、1954年福岡市編入時)
隣接自治体 福岡市、入部村金武村
田隈村役場
所在地 福岡県早良郡田隈村
(現・福岡県福岡市早良区野芥2丁目8番1号)
旧庁舎位置
座標 北緯33度32分43秒 東経130度20分45秒 / 北緯33.54522度 東経130.34592度 / 33.54522; 130.34592座標: 北緯33度32分43秒 東経130度20分45秒 / 北緯33.54522度 東経130.34592度 / 33.54522; 130.34592
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田隈村(たぐまむら)は、福岡県早良郡にあった村。 1954年10月筑紫郡曰佐村と同時に福岡市へ編入された[1]ため廃止され、現在は早良区城南区(一部のみ西区)の一部となっている。

地理

福岡市の南西に隣接していた村で、現在の福岡市城南区干隈梅林地区および大字野芥の一部、早良区中部地域、西区大字田を村域としていた。

歴史

沿革

2025年現在、田隈村役場があった場所には田隈公民館が建っている。

地名の由来

明治の大合併以前の村と干村からの合成地名[要出典]

地名

地名としての「田隈」は1983年の田隈1丁目 - 3丁目の設置で復活している。福岡市消防局早良消防署田隈出張所、福岡市立田隈小学校福岡市立田隈中学校、田隈団地などにその名をとどめている。

地域

教育

大学

廃止当時は村内に存在せず。

福岡医療短期大学福岡看護大学福岡歯科大学は、当村廃止時点では未開校。

高等学校

旧村内に高等学校はなく、学制改革以降、福岡市編入後の2025年現在に至るまで旧村域内に高等学校が存在したこともない。

中学校

次郎丸中学校田隈中学校梅林中学校は、当村廃止時点では未開校。

小学校

賀茂小学校・野芥小学校田村小学校は、当村廃止時点では未開校。

神社仏閣

  • 賀茂神社
  • 野芥櫛田神社
  • 野芥縁切地蔵尊
  • 徳栄寺

経済

産業

農業
『大日本篤農家名鑑』によれば、田隈村の篤農家は「松尾熙三、柴田徳三郎」などがいた[2][3]

交通

空港

村内に空港はないため、福岡市板付飛行場を利用することとなる。

鉄道

廃止当時は村内を鉄道路線が通っていなかったが、福岡市編入後の2005年地下鉄七隈線橋本 - 天神南駅間が開通、旧村域内に梅林駅野芥駅賀茂駅次郎丸駅が開業している。

福岡市に編入当時の最寄り駅は国鉄筑肥線西新駅であった。

バス路線

西日本鉄道株式会社(通称:西鉄バス)のバスが当時より運行している。

道路

現在は旧村域に福岡都市高速5号線環状線の一部)の野芥出入口が所在するほか、福岡外環状道路国道202号バイパス道路)が通過するが当時は未開通。

現在の町名

賀茂は旧早良郡原村野芥は旧早良郡早良町も含まれる。

  • 有田(一部)
  • 梅林6丁目・7丁目
  • 大字梅林
  • 飯倉(一部)
  • 賀茂
  • 四箇田団地(一部)
  • 次郎丸
  • 田隈
  • 田村
  • 大字西油山
  • (一部)
  • 野芥
  • 大字野芥
  • 干隈3丁目 - 6丁目
  • 星の原団地(一部)
  • 大字田

脚注

  1. ^ a b 福岡市 市域の変遷 2025年5月15日閲覧。
  2. ^ 『大日本篤農家名鑑』第1冊大日本篤農家名鑑編纂所、1910年5月、75頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年8月6日閲覧。
  3. ^ 『大日本篤農家名鑑』第2冊大日本篤農家名鑑編纂所、1910年8月、75頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年8月6日閲覧。

関連項目





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