産経のスクープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 00:26 UTC 版)
「朝霞自衛官殺害事件」の記事における「産経のスクープ」の解説
青:ヘルメットが盗まれた工事現場赤:菊井らが通学していた日本大学文理学部 一方、産経新聞は日本大学文理学部に絞って集中取材をしていた。ヘルメットの盗難場所近くの日大文理学部を取材したところ、用務員の一人が学内のエレベータに「赤衛軍参上」のいたずら書きを見つけ、「消しても学生がまたいたずらするので、夏休みに入って消した」との証言を得たからであった。 産経は下高井戸駅で定期券申込書の筆跡を調べたり、日本大学文理学部の哲芸研全員の論文を入手したりして、菊井に辿り着いた。 過激派学生は学生課に本当の住所を届け出るようなことはしない。産経の記者は入学願書から愛知県の実家の住所を突き止め、百貨店の配達員を装って菊井の東京の現住所を割り出した。そして捜査員が張り込んでいたアパートのすぐ近くの商店に記者を住み込ませ、菊井と捜査本部の動きを密かに取材していたのであった。 産経は11月14日(日曜日)の朝刊で、「自衛官殺しは日大生 朝霞事件 近く逮捕状」と社会面トップでスクープ記事を掲載した。
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