産科鉗子の構造と種類とは? わかりやすく解説

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産科鉗子の構造と種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/08 01:23 UTC 版)

鉗子分娩」の記事における「産科鉗子の構造と種類」の解説

現在用いられている産科鉗子左右の2(左葉右葉)に分解可能である。その形状要素は、 把手(handle)、接合部(lock)、鉗子柄(shank)、鉗子匙(blade)とこれらの複合構成する児頭彎曲(cephalic curve)および骨盤彎曲(pelvic curve)である。俗に匙先端を爪先(toe)またはtip、匙と柄の移行部を踵(heel)と呼ぶ。形状要素相異により個々鉗子特徴付けられそれぞれ異な使用目的適合するエリオット(Elliot)型鉗子 比較大きな児頭彎曲と軸牽引可能な骨盤彎曲を持つタイプである。エリオット鉗子はイングリッシュロック式であるが、日本国内では、フレンチロック式のネーゲレ(Nagele)鉗子普及している。鉗子匙が無窓のタッカーマクレーン(Tucker-McLane)鉗子もよく用いられるシンプソン(Simpson)型鉗子 シンプソン鉗子比較小さな児頭彎曲と軸牽引可能な骨盤彎曲を持つ。イングリッシュロックと平行な鉗子柄(parallel shank)が特徴的である。分娩遷延などによる応形児頭への装着想定している。 キーラン(Kielland)鉗子 小さ骨盤彎曲とスライディングロックを特徴とする。回旋異常の修正好んで用いられるパイパー(Piper)鉗子 骨盤位分娩において、後続児頭娩出用いられる特殊型鉗子である。

※この「産科鉗子の構造と種類」の解説は、「鉗子分娩」の解説の一部です。
「産科鉗子の構造と種類」を含む「鉗子分娩」の記事については、「鉗子分娩」の概要を参照ください。

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