生身天満宮とは? わかりやすく解説

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生身天満宮

読み方:イキミテンマングウ(ikimitenmanguu)

別名 天神さん

教団 神社本庁

所在 京都府船井郡園部町

祭神 菅原道真

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

生身天満宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/22 13:49 UTC 版)

生身天満宮

社殿
所在地 京都府南丹市園部町美園町1-67
位置 北緯35度6分14.96秒 東経135度28分27.57秒 / 北緯35.1041556度 東経135.4743250度 / 35.1041556; 135.4743250座標: 北緯35度6分14.96秒 東経135度28分27.57秒 / 北緯35.1041556度 東経135.4743250度 / 35.1041556; 135.4743250
主祭神 菅原道真
社格 府社
創建 (伝)延喜元年(901年
本殿の様式 一間社流造檜皮葺
札所等 日本最古の天満宮
例祭 10月15日
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鳥居

生身天満宮(いきみてんまんぐう)は、京都府南丹市園部町美園町にある神社旧社格府社

菅原道真の存命中の創建とされ、これをもって「生身天満宮」を称し「日本最古の天満宮」であるとしている[1]

祭神

歴史

南丹市の中心部、園部の天神山山腹に鎮座する。園部の地は菅原氏の知行所であり、小麦山に菅原道真の邸宅があったと伝えられている。

延喜元年(901年)に道真が大宰府に流された時、園部の代官・武部源蔵は道真の8男・慶能[2]の養育を頼まれた。そして小麦山にあった邸内に小祠を作り、密かに道真の像を安置して生祠として奉斎したのが当社の始まりとする。延喜3年(903年)に大宰府で道真が亡くなると生祠を霊廟に改め、天暦9年(956年)、改めて神社として祭祀を行った。現在も続く宮司家は武部源蔵の子孫である。

戦国時代には、当地を治めた丹波守護職・細川家や織田家管領が、境内に乱暴狼藉や伐採を禁止する禁制高札を立てて兵乱から守った。その高札は現存し、京都府指定文化財となっている。

承応2年(1653年)、園部藩初代藩主・小出吉親が小麦山に築城する際に現在地に遷座された。

境内

本殿は一間社流造檜皮葺。周囲にめぐらされている回廊とともに、京都府の文化財に指定されている。

摂末社

摂社

秋葉愛宕神社(京都府登録文化財)
  • 武部源蔵社
    • 祭神:武部源蔵
    祭神は当社創建者。北側参道沿いに鎮座。
  • 大神宮 (伊勢神宮)
    表参道突き当たりに鎮座。
  • 秋葉愛宕神社
    大神宮の右手上方に鎮座。社殿は京都府登録文化財。
  • 厳島神社
    表参道左手、池に囲まれて鎮座。
  • 国定国光稲荷神社
    表参道左手、厳島神社の奥に鎮座。

末社

  • 白山姫神社
  • 塞神社 (さいじんじゃ)
  • 八坂神社
  • 西宮神社
  • 八幡宮
  • 紅梅神社
  • 白太夫神社
  • 老松神社
  • 稲荷神社
  • 金比羅神社

御旅所

御旅所(稲荷神社)

園部川堤上にあったが、現在の生身天満宮御旅所の地に明治41年に移された[3]

祭事

文化財

京都府指定文化財

  • 本殿(附 棟札3枚)、回廊1棟 - 2006年(平成18年)指定。
  • 制札 - 1988年(昭和63年)指定。

京都府登録文化財

  • 拝殿 - 2006年(平成18年)登録。
  • 秋葉社 - 2006年(平成18年)登録。

京都府文化財環境保全地区

  • 生身天満宮文化財環境保全地区 - 2008年(平成20年)決定。

現地情報

所在地

交通アクセス

脚注

  1. ^ ただし、山口県防府市防府天満宮が「日本で最初に創建された天神様」を称している(創建は道真の死去翌年)。
  2. ^ 一説に弟とも(慶能法師(南丹生活〜南丹市総合ガイド)参照)。
  3. ^ 現地案内板より。

関連文献

(記事執筆に使用していない関連文献)

  • 園部天滿宮」『京都府史蹟勝地調査會報告 第六冊』京都府、1925年。  - リンクは国立国会図書館デジタルコレクション。

外部リンク




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