生産・肥育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 05:29 UTC 版)
生産者は茨城県銘柄豚振興会から指定を受けた養豚農家であり、2003年(平成15年)時点で35軒あったが、2017年(平成29年)には29軒に減少している。指定を受けるには、茨城県内で肉豚を200頭以上出荷し、一貫生産を行う必要がある。指定農家は下妻市、古河市、鉾田市、五霞町などにあり、生産者同士で連絡会を結成している。農家は茨城県銘柄豚振興会の仲介で、茨城県系統豚供給センターから親豚となるローズL、ローズW、サクラ201を購入し、各自親豚を交配してローズポークとなる子豚を生産・肥育する。飼料はJA東日本くみあい飼料の販売する生育段階に応じた5種類の飼料を使うことが決められているため、各農家はJA東日本くみあい飼料からこれらのローズポーク専用飼料を購入してブタに与える。この飼料には大麦が多めに配合されており、肉の保水性を高めている。仕上げ段階の飼料の大麦含有率は15%に上る。農家にとってローズポークとなるブタを肥育する方法は、系統豚の掛け合わせ方と与える飼料を遵守する以外は一般の養豚法と大差がなく、取引価格上昇による収益向上と、販路を気にせずに養豚に専念できるという2つの利点がある。飼育期間は、一般の養豚より少し長めの生後190日から200日である。
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