生体発信器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 01:07 UTC 版)
直径15センチほどの円盤を何枚も重ね、付属物をつけたような外見をした発信器。内部に「クワロング・トモロ」という微生物が入っており、バッフ・クランはその微生物の雌が雄を呼ぶため発するテレパシーを何らかの方法で受信し、何百光年も離れた相手の位置を特定していた。戦闘機や戦艦から、複数の生体発信器を直接発射して、目標に取り付ける。磁力のような力で、イデオンやソロ・シップの外板に吸着していた(イデオンやソロ・シップを形成するイデオナイトが磁性体かどうか言及されていないため、磁力で吸着していたかどうかは不明)。吸着すると、生体発信器から2本のアンテナが伸びるようになっていた。装置の寿命は1週間ほどだった。地球側は第32話でギジェ・ザラルに教えられるまで、その存在に気づいていなかった。ソロ・シップの作業員が発見したが、正体不明の物体として投げ捨てられる描写(第10話)、コスモが発見したが、他のクルーに言われて「ソロ・シップの一部」と判断する描写(第11話)などがあった。母艦を失った重機動メカ・戦闘機のパイロットが、生体発信器の使用について言及する台詞があった(36話)ことから、追跡シグナルだけでなく救難信号としても使用していたことがわかる。ソロ・シップの戦闘アドバイザーをつとめたカララ・アジバが、生体発信器の存在を知らなかったところを見ると、バッフ・クランの最高機密だった可能性がある。ギジェによって生体発信器の事を知り、ソロシップとイデオンからすべての生体発信器が除去されたが、そのころにはイデの力の増大によって時空震が発生しており、バッフ・クランは容易にソロシップの位置を特定する事が出来るようになっていた。
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