生体に関する用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:19 UTC 版)
真核細胞の細胞質においても、内部にタンパク質の微小管などからなる、その形を支える網目状や束状などの構造があり、それらを細胞骨格(サイトスケルトン)と呼ぶ。また、生体組織から細胞小器官に至るまでの様々な場所で構造を支持するタンパク質を総称して骨格タンパク質と言う。哺乳類の巨視的な組織を支えるコラーゲンやエラスチンなど、昆虫のクチクラを支持するレシリン(英語版)、細胞内ではミクロフィブリル(英語版)・アクチン・スペクトリン、さらに分子間での共有結合のためのジスルフィドなどがこれに当たる。 軟体動物の中には、頭足塊を動かす際に、筋肉を使うのではなく、内部の血洞部分を血液で満たす方法で行う種類がある。この体液の圧力変化は静水力学的骨格と呼ばれる。
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