現存枚数とコレクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 02:23 UTC 版)
「ブルー・モーリシャス」の記事における「現存枚数とコレクター」の解説
ブルー・モーリシャスは1ペニー切手が15枚、2ペンス切手が12枚の計27枚のみ現存する。このうちの大半が、イギリスの王立コレクションやベルリンの郵政博物館などに保管されているため、市場に出回ることは稀であり、個人コレクターが入手することは極めて困難である。そのため、市場価格は2枚1組で6億円ともいわれている。 過去の代表的な所有者に、日本の切手コレクター金井宏之がいる。金井は、1963年に最初の1枚を落札し、未使用の1ペニー切手と2ペンス切手、使用済みの1ペニー切手と2ペンス切手の4枚に加え、1971年に1ペニー切手と2ペンス切手が貼られた手紙、通称「ボルドー・カバー」を1億2000万円で落札し、合計6枚という、個人としては世界最多の所有者となった。その後、金井は1988年にコレクションを放出し、ボルドー・カバーは1993年にチューリヒで競売にかけられ、612万3750スイスフランで落札された。未使用の1ペニー切手と2ペンス切手はモーリシャスの企業で結成されたコンソーシアムによって220万ドルで落札され、同国の首都ポートルイスにある「ブルーペニー博物館」に所蔵・展示された。現在一般に公開されているのは、同館の2枚のみである。
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