現在の名護市羽地地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 01:44 UTC 版)
合併後も旧村内はさらに発展していき、林業は衰退したものの基幹産業である農業は盛んである。農村地帯ではあるが市街地である旧名護町に近いことから人口も増加していった。また国道58号を中心に道路網の整備が最も進み、1980年代半ばには国道58号名護バイパス、山越えで東海岸の東村有銘へつなぐ沖縄県道14号線が全線開通し、1994年には伊差川バイパスも開通した。国道の整備で国頭・大宜味・東3村と市内とを結ぶ重要な生活道路であるのとともに、沖縄本島最北端の辺戸岬や本島を一周するドライブ&ツーリングコースにもなっている。 隣接する名護・屋部・久志の市内の他地域とは違い大きな公共施設はないものの、1990年代以降、バイパスの開通で伊差川や旧村内に隣接する大北・為又(びいまた)に大型スーパーが建つようになり、沖縄本島北部の買物客がそこにくるようになった。1992年には絶滅していたリュウキュウアユが源河川に放流され話題となった。1993年には老朽化した屋我地大橋が開通、2005年には羽地ダムと屋我地島と古宇利島とを結ぶ古宇利大橋も完成・開通した。さらに2012年には地域高規格道路名護東道路が開通し(伊差川 - 世富慶の区間)、羽地地域にも更なる発展が期待されている。
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