屋我地大橋とは? わかりやすく解説

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屋我地大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/16 03:18 UTC 版)

屋我地大橋(やがじおおはし)は、沖縄県名護市真喜屋の奥武島(無人島)と同市屋我地島とを結ぶ橋長300メートルの沖縄県道110号線の橋[1]1993年3月に完成した[1]

概要

初代の屋我地大橋は1953年に完成したが、1960年チリ地震の津波で橋の上部が流失(津波伝承碑が存在)[2]。それから3年後の1963年に2代目が完成し、30年にもわたって沖縄本島と結ぶ重要な交通手段を果たした。

しかし、本土復帰後の道路整備の過程で幅員が5.5メートルと極端に狭いこと、歩道がなくて交通安全上危険なこと、塩害による老朽化が問題になっていた[1]。そこで1980年代後半から新橋予備設計や橋梁実施設計が行われ、1993年3月27日に開通した[1]。3代目の橋は有効幅員が車道7.5メートル+歩道2.5メートルで、デザインも「屋我地大橋修景検討委員会」を設置して周辺環境に合わせたものが採用された[1]

屋我地島は本橋と羽地奥武橋で沖縄本島と結ばれている(奥武島経由)。また、古宇利大橋(開通:2005年)で今帰仁村古宇利島に渡ることができる。屋我地島から今帰仁村側の沖縄本島に渡るワルミ大橋も開通した(2010年12月)。

2010年12月のワルミ大橋開通まで本島と結ぶ唯一の橋で、古宇利島民が沖縄本島(今帰仁村中心部方面)に行くには屋我地大橋を経由しなければならなかった[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f 屋我地大橋”. 沖縄県. 2024年6月26日閲覧。
  2. ^ 沖縄県に伝わる津波伝承碑”. 国土地理院. 2024年6月26日閲覧。

外部リンク


座標: 北緯26度38分39.1秒 東経128度01分57.3秒 / 北緯26.644194度 東経128.032583度 / 26.644194; 128.032583




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