玉将と王将とは? わかりやすく解説

玉将と王将

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:48 UTC 版)

玉将」の記事における「玉将と王将」の解説

将棋駒にはもともと「玉将」しかなかったようである。平安将棋には「玉将」はあるが「王将」はない。また、11世紀半ば推定され最古将棋駒とされる興福寺境内跡からの出土品には「玉将」が3枚含まれているが、「王将」は含まれていない。しかし、字体類似相まっていつの間にか「王将」も使うようになったと言われている。「王将」と「玉将」には実質的に違いはないが、「天に二日なく、地に二王なし」との言葉に基づき王将」は1枚とし、上位者後手または上手)が「王将」を使い下位者(先手または下手)が「玉将」を使うのが慣例となっている。 詰将棋では玉将用いるのが一般的で、双玉詰将棋攻め方の玉将配置する詰将棋)の攻め方に王将用いことがある。 玉は金、銀、、香などと同じよう宝物の名称に基づくものである。よって、意味からすると王将を「王様と言うのは本来間違いである。しかし、チェスでは玉将相当するのは「キング」であり、また「王手」とは言うが「玉手というと将棋とは無関係な別の意味になってしまう。反対に符号一般的には「玉」は用いるが「王」用いない。そのため、玉将を表すのに「王」と「玉」のどちらの言葉使用して問題ない考えられ問題にしている人もほとんどいない。 駒の書体表現においては、玉将と王将の違いは、通常は点の有無だけであるが、中には明らかにそれだけ違いでないものもある。例え巻菱湖の玉将と王将は、点の有無以外にも、細部にわたり表現差異みられる

※この「玉将と王将」の解説は、「玉将」の解説の一部です。
「玉将と王将」を含む「玉将」の記事については、「玉将」の概要を参照ください。

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