猫年・猫座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:59 UTC 版)
ネコは、東洋では十二支の動物になり損ねた動物の一つということになっている。ただ、十二支の選に洩れた理由として広く語られるネズミの計略による遅延との逸話は後世の創作で、12種の動物が選ばれた時代の中国においてはネコはまだ一部の貴人に飼われ始めたばかりで、庶民には全く馴染みがなかったことが本当の理由であるとされている[要出典]。対して、竜が選出されているが、これは、架空の動物であっても皇帝の象徴としてこれを知らない者などいなかったためである。 なお、中国の影響を受けつつ、しかし中国より遅れて十二支を整えたタイやベトナムでは、もうその頃には一般的になっていたネコを選び出している(主にウサギに代えて「卯」に当てる)。 西洋の星座にも、ねこ座は見当たらない。ただし、17世紀になってポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスが「やまねこ座」を、18世紀には猫好きだった天文学者のジェローム・ラランドが「ねこ座」をそれぞれ作成している。しかしねこ座については認められず、現在では残っていない。
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