独裁の強化と共和制への移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 06:28 UTC 版)
「ゲオルギオス・パパドプロス」の記事における「独裁の強化と共和制への移行」の解説
1968年8月13日には元軍人で抵抗運動の指導者の一人だったアレクサンドロス・パナグリスがパパドプロスを暗殺しようとするが、未遂に終わる。これを期に秘密警察による国民の監視と検閲などによる言論統制を強化し、政権に反対する政治家や共産主義者と思われる者たちを逮捕して国外追放あるいはマクロニソス島へ収監した。パパドプロスはこれらの圧政を共産主義の巻き返しに対抗する為だと述べて正当化したが、アムネスティは軍事政権下で多くの人々が受けた拷問の詳細を報告している。 1972年3月21日には摂政を兼任すると共に、共和制への移行を宣言した。1973年6月1日には大統領制に移行して自ら大統領に就任し、文民のスピロス・マルケジニス(英語版)を首相に指名して(名目的ながら)民政移管を実現した。
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