独立種としての扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 21:57 UTC 版)
「オオトラツグミ」の記事における「独立種としての扱い」の解説
本種は、2012年時点での分類ではトラツグミの亜種(学名:Zoothera dauma major)とされている が、尾羽の枚数という形態的に明らかな違いがあること、つがい形成と繁殖に重要な機能を持つさえずりがまったく異なること(トラツグミは「ヒィー、ヒィー」または「ヒョー、ヒョー」、オオトラツグミは「キョロン、ツリリ〜」)、生息地で越冬もするトラツグミ(個体群は不明)と交雑は確認されていないことなどから、独立種とする説もある(生物学的種の概念)。ユーラシア大陸の東〜東南及びヒマラヤ地帯に広く、多様な近縁個体群が分布しており、全体の系統解析が望まれる。 なお、学名は、日本鳥学会 (1974)において、 Turdus dauma amami を記載し、石田・樋口 (1990)は、その時点の世界の目録を参照して Zoothera dauma amami としているが、日本鳥学会 (2000)及び日本鳥学会 (2012)では、Z. d. major とされている。2012年時点では、これを用いるのが誤解を招かない。
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