状況の変化、そして閉鎖へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 19:08 UTC 版)
「新宿TOKYU MILANO」の記事における「状況の変化、そして閉鎖へ」の解説
TOKYU MILANO内の映画館は、ミラノ1・2・3が主に松竹・東急系の洋画、シネマスクエアがアート系の作品を上映しており、特にミラノ1(新宿ミラノ座)においては『大脱走』『スティング』『タワーリング・インフェルノ』『ジョーズ』『E.T.』『ラストエンペラー』『ボディガード』『ハリー・ポッターシリーズ』などの大作・話題作を多数輩出してきた。 しかし2008年以降、新宿プラザ劇場(2008年11月7日)を皮切りに、新宿コマ東宝(2008年12月31日)、新宿トーア(2009年4月17日)、新宿ジョイシネマ(3スクリーン、2009年5月31日)、新宿オデヲン座(4スクリーン、2009年11月30日)といった当館近辺の映画館が相次いで閉館。これらの映画館で上映されていた洋画(主に東宝洋画系)の大作・話題作もTOKYU MILANO内の映画館で上映するようになり、番組編成のフリー化が進んでいく。また上映方式もミラノ2が3Dデジタルを導入。ミラノ1やシネマスクエアもDLP上映へと移行したが、ミラノ3はBlu-ray上映以外すべて35mmフィルムによる上映を貫いていた。弁護士の伊東良徳(1960年 - )は、ミラノ3でフィルム上映されていた『キャプテン・フィリップス』(監督ポール・グリーングラス、配給コロンビア ピクチャーズ)を2014年1月に観たという。 2014年5月13日、東急レクリエーションは本館内の全ての直営事業所(新宿ミラノ1・2・3、シネマスクエアとうきゅう、新宿ミラノボウル、ファミリーマート西武新宿駅前店)を閉鎖することを発表した。シネマコンプレックス(複合映画館)の台頭による動員数の減少や建物の老朽化を理由としている。なお、マリオンとの賃貸借契約終了に伴う丸の内ルーブルの閉鎖(2014年8月3日)も同時に発表している。 直営店舗の閉鎖後については未定としているが、笑笑は翌2015年10月末まで営業を継続した。ロードショー館は閉鎖しシネマコンプレックスへ移行する方針という。新宿ミラノ座の閉鎖で日本国内における1,000席以上の映画館は皆無となり、946席を有するTOHOシネマズ日劇スクリーン1が日本最大の映画館となったが、2018年2月4日に閉館。以降は、802席を有する丸の内ピカデリー1が日本最多座席数のスクリーンとなった。
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