犬山線・常滑線での暫定運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:58 UTC 版)
「名鉄100系電車」の記事における「犬山線・常滑線での暫定運用」の解説
一方、1990年頃になると犬山線の朝ラッシュ時の混雑はかなり激しくなっており、これを打開する対策として犬山線と地下鉄鶴舞線の直通運転のための工事が行われていたが、工事の進捗は芳しいものではなく、早急な混雑緩和対策が求められていた。ここで名鉄は標準的な通勤車両である6000系・6500系・6800系よりも全長が長く、収容力の大きい20 m4扉車の100系に着目した。旧式車の置き換えが必要だったためでもあるが、本来は犬山線と地下鉄鶴舞線の直通運転が開始された時点で増備するべきだった100系を先行増備し、犬山線に投入することになった。 これにより、増備された100系4次車は4編成が導入されたが、一部仕様が変更されたことや、117から番に4つだと番号が足りないことから、車両番号は200番台となった。1991年4月14日から犬山線の最混雑列車に4両編成を2本併結した8両編成で投入され、それ以外の時間帯は名古屋本線・常滑線・犬山線・広見線の普通列車に運用され、常滑行きの急行などでも走っていた。20m車8両編成の運用は名鉄ではこれが初だった。100系の方向幕には名古屋本線・常滑線の駅名は入っていなかったため、運用時には行先表示板・種別板が使用された。
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