特殊な用語法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 12:43 UTC 版)
法学の分野では、主観とは通常、事件の当事者が契約や不法行為あるいは犯罪行為にあたってどのような認識や判断を持っていたのかという意味で用いられ、逆に客観とは、当事者ではなく第三者が行為時にその契約や行為を冷静に見たならばどのように見えたのかという意味で用いられる。つまり、このような用語法においては、主観とは訴訟当事者のないし関係者の判断のことであり、客観とは部外者としての通常一般人の判断のことである。例えば、瑕疵担保における価値の主観説と客観説は、前者は訴訟当事者がいくらと評価したかであり、後者は市場がいくらと評価するかである。 また、映像手法における主観(Point-of-view shot)とは、登場人物の視点で撮影された映像を指す。ホラー映画やアダルトビデオなどの映像作品で、視聴者に臨場感を与える際に用いられる。
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