特急以外の速達列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:12 UTC 版)
詳しくは、各種別および各路線の記事を参照のこと。 近鉄は、特急料金の必要な列車のほかに、運賃のみで利用可能な速達列車を以下の線区に設定している。設定されている列車種別は次の通りである。 種別\線区難波線奈良線京都線橿原線天理線大阪線山田線名古屋線鈴鹿線鳥羽線南大阪線吉野線長野線御所線快速急行 (RAPID EXPRESS) ○ ○ — — — ○ ○ — — ○ ※ ※ — — 急行(EXPRESS) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※ 区間急行(SUBURBAN EXPRESS) — — — — — — — — — — ○ — — — 準急(SEMI-EXPRESS) ○ ○ ○ — — ○ — ○ — — ○ ○ ○ ○ 区間準急(SUBURBAN SEMI-EXPRESS) ○ ○ — — — ○ — — — — — — — — 凡例 ○:運転あり ※:臨時列車で運転 —:運転なし 奈良線系統の大阪上本町駅 - 布施駅間は正確には大阪線だが、上表では奈良線とする。 なお、公式には案内していないものの、終着駅にて種別変更した上で行先を変える列車も多数設定されている(以下の「鮮魚運搬専用車両」など)。 上記列車種別のほかに、一般客は利用ができない魚介類行商人のための団体専用列車として「鮮魚列車」が宇治山田駅 - 大阪上本町駅(復路は松阪駅まで)間に設定されていたが、2020年3月13日で運転を終了した。同年3月16日以降は通常の快速急行に鮮魚運搬専用車両としてラッピング車両「伊勢志摩お魚図鑑」を連結して運行する。 京都線では1998年3月に快速急行の運転が開始された(それまでは臨時列車としての設定はあった)が、利用者数が乏しく急行と誤乗するケースが多かったため、2003年3月のダイヤ変更を機に廃止された。 2012年3月19日までは大阪線・山田線の大阪上本町駅 - 松阪駅間で「区間快速急行」(SUBURBAN RAPID EXPRESS) という種別が運転されていた。 また、1980年代の一時期に、「高速」という種別が上本町駅 - 鳥羽駅間に存在していた。「伊勢志摩号」という愛称名が付いている臨時列車で、長距離用通勤車(2600系など)か団体専用車20100系を使って運行されていた。乙特急よりも停車駅が少ない(ただし甲特急よりは多い)にもかかわらず、特急料金は不要であった。しかし、停車駅が少ないため近距離・中距離客が利用できず、長距離客は特急料金を払ってでも乗り心地の良い特急を利用するため、利用者数が伸びず数年で廃止された。 これらのほか、全線区で各駅に停車する「普通」 (LOCAL) も運転されている。
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