特別なケーススタイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:11 UTC 版)
「大文字と小文字」の記事における「特別なケーススタイル」の解説
コンピュータプログラミングや製品ブランディング、その他の専門分野では、標準的な文章では使用されない特殊なケーススタイルが使用されることがある。 「命名規則 (プログラミング)#単語境界の表し方」も参照 キャメルケース(camel case) "theQuickBrownFoxJumpsOverTheLazyDog" または "TheQuickBrownFoxJumpsOverTheLazyDog" スペースや句読点を削除し、各単語をキャピタライゼーションする。1つ目の単語からキャピタライゼーションする場合("CamelCase"、"PowerPoint"、"TheQuick..."など)を、アッパーキャメルケース(upper camel case)またはパスカルケース(Pascal case)という。最初の単語のみキャピタライゼーションしない場合("iPod"、"eBay"、"theQuickBrownFox..."など)を、ローワーキャメルケース(lower camel case)やドロメダリーケース(dromedary case)という。ローワーキャメルケースは、情報技術製品やサービスのブランディングでよく使われる。 スネークケース(snake case) "the_quick_brown_fox_jumps_over_the_lazy_dog" 句読点を除去し、スペースをアンダーバーに置き換える。通常は、大文字・小文字のどちらかのみを使用する(例:"UPPER_CASE_EMBEDDEDDED_UNDERSCORE"、"lower_case_embedded_underscore")が、OCamlでは大文字と小文字を混在させることもできる。このスタイルはpothole caseと呼ばれることもあり、特にPythonでは変数の命名にこの慣習がよく使われている。 ケバブケース(kebab case) "the-quick-brown-fox-jumps-over-the-lazy-dog" スネークケースに似ているが、アンダーバーの代わりにハイフンを使用する。スピナルケース(spinal case)、パラムケース(param case)、Lispケースなどともいう。 スタッドリーキャップス(studly caps) "tHeqUicKBrOWnFoXJUmpsoVeRThElAzydOG" オルタネーティングキャップス(alternating caps)ともいう。大文字の使用に意味的または構文的な意味を持たないもの。母音だけが大文字になることもあれば、大文字と小文字が交互になることもあるが、単にランダムであることが多い。studlyとは「男らしい」「性的魅力がある」といった意味で、この書き方をしようとする書き手が格好つけようとしていると皮肉る意味合いによる命名である。
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