物語あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 15:19 UTC 版)
親友である室野(旧姓・青木)るり子の3回目の結婚式に出席した早坂萌は、式で出会った海老嫌いの男・柿崎祐介と関係を持つ。彼は新婚ほやほやであったが、萌はのめり込まない程度につき合うようになる。また、仕事の残業中に知り合ったバイトの青年・秋山崇と食事をともにした日、彼が家に戻ることを拒み、萌は崇を家に引き入れ、一夜を過ごしてしまう。一方、るり子は順調に新婚生活を送っているかに見えたが、結婚した途端に夫・室野信之とのセックスに興味がなくなり、崇を自分の家に連れこんで遊んでいたりなどしていた。 そして二人に事件が起きる。萌は自分が勤めている会社で新しい部門の責任者に任命されるのだが、それは自分が最も嫌っていた製品の担当であった。自分の描いた夢と現実との差を痛感した萌は会社を辞めてしまう。一方、るり子は信之の浮気現場を目撃。問い詰めると信之は謝罪したのだが、後日るり子は相手の女性に呼び出され、「付き合ってきたのは向こう。20年の流行顔で総務部のおばさんに受けるルックスだし、私からは付き合わない」と馬鹿にされてしまう。怒ったるり子は家を飛び出し、萌のマンションに押しかける。さらに、崇はるり子の元を離れたあと、野宿をしたり、果てはゲイバーでバイトをしようとしたりするなどして家に戻る気配がまったくない。萌はしぶしぶながら、二人をマンションに泊めてしまう。 かくして、萌とるり子、それに崇の共同生活が始まっていくのだった。
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