煮奴・湯奴などの料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 01:47 UTC 版)
醤油などで予め味付けした吸い物風のつゆで豆腐を温め、そこへ薬味を投じてそのつゆとともに食べる方法もあり、そちらは「煮奴」とも呼ばれる。さらに、家庭料理として豆腐と一緒にハクサイや鶏肉やしらたきや獣肉などを入れて煮る水炊きに近い調理法もある。 相撲部屋でもちゃんことして湯豆腐が食べられるが、普通の湯豆腐と違って豆腐だけでなく肉類(鶏肉や豚肉など)や野菜やキノコなどが入る具だくさんの中身。特徴は付けダレにあり、卵黄と醤油を混ぜたものをベースに長ネギ・鰹節・青海苔などの薬味を入れたものを燗酒器(相撲部屋では「カンテキ」と呼ぶ)か大きな湯呑みに入れ、それを鍋中に投じて鍋の熱で温めながらかき混ぜ、頃合となったらかけて食べる。 江戸時代に書かれた『豆腐百珍』には「絶品」として7品が掲載されているが、その一品として湯のかわりに葛湯を使う「湯やっこ」が紹介されている。
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