煉羊羹の元祖とは? わかりやすく解説

煉羊羹の元祖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 00:38 UTC 版)

駿河屋」の記事における「煉羊羹の元祖」の解説

5代目岡本右衛門」が、1589年天正17年)に「煉羊羹」を作り豊臣秀吉献上聚楽第秀吉開いた大茶会当店ようかん引き出物として配られ諸大名賞賛受けたと云われている。 これが「煉羊羹」の始まりとされている。 それまで羊羹は「蒸し羊羹」で、小麦用いて練り上げ蒸したものであったため、保存性悪く日持ちがしない欠点があった。 現在の煉羊羹」は小麦代わりに寒天用いて練り上げて火にかけて固めているが、この最初の「煉羊羹」は「凝藻葉(こもるは)」を用いて練り上げたと云われている。 「凝藻葉(こもるは)」は現在の寒天一種とされているもので、当時貢ぎ物一つであったものに目を付けて煉羊羹」に利用した考えられている。 その後も「煉羊羹」の改良取り組み1658年明暦4年)に製法確立したとされている。 江戸時代中ごろに「煉羊羹」は寒天材料として使用するようになり小豆あん砂糖寒天練り上げるものに発展させた。 寒天原材料使用するようになったことで、容器流し込んで固める「流し込み」の技法用いられるようになった考えられている。 こうした煉羊羹」の開発は、和菓子可能性広げた革命評価もされている。 こうして出来上がった駿河屋」の「煉羊羹」はほどよい甘味寒天の腰の強さ際立つ風味淡紅色呼ばれる美し色合いを持つものとなったこのように元祖であることも関連して、「総本家駿河屋」は「煉羊羹」で大変有名な和菓子屋となり、全国にその名が知られるようになった。 なお、「虎屋黒川」が「京風羊獎」で当店並び称されるようになったのは、明治維新東京奠都伴って東京進出した後のことであった

※この「煉羊羹の元祖」の解説は、「駿河屋」の解説の一部です。
「煉羊羹の元祖」を含む「駿河屋」の記事については、「駿河屋」の概要を参照ください。

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