無資格者による電気工事問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 21:19 UTC 版)
「電気工事士」の記事における「無資格者による電気工事問題」の解説
2006年(平成18年)4月 - イオンが委託したエアコン工事を、委託契約している会社の社員が無資格にもかかわらず2万件以上不正工事を実施。 これらを受けて電気工事士の資格を要しない作業が明確化(後述)された。現在では家庭用エアコンの取り付け作業は、コンセントの増設や接地極の埋設、接続線を継ぎ足すなどの電気工事を伴わないかぎり電気工事士の資格は通常必要ない。 2007年(平成19年)4月11日 - 大和ハウス工業株式会社 経済産業省原子力安全・保安院電力安全課より通達 2010年(平成22年)10月28日 - 積水ハウス株式会社 経済産業省原子力安全・保安院電力安全課より通達 一般家庭の電気工作物は「一般用電気工作物」に分類されており、工事には第一種または第二種電気工事士の資格が必要であることが電気工事士法に定められている。 電気工事士法は「電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、もつて電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与すること」を目的とした法律である。工事の依頼者も電気工事士法の趣旨を理解し、安全のため工事に従事する者の資格について関心をもたなければならないという事例である。
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