無線電話の始まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:55 UTC 版)
1900年、歪みはひどいものの世界で初めて電波に音声を乗せることに成功したのは、元エジソンの会社の技師でカナダ生まれの電気技術者レジナルド・フェッセンデンだった。これが無線電話の始まりである。 彼は引き続き、ヘテロダイン検波方式や、電動式の高周波発振器を開発して改良に取り組み、1906年12月24日に、アメリカ・マサチューセッツ州の自己の無線局から、自らのクリスマスの挨拶を無線電話で送信した。フェッセンデンはこの日、レコードでヘンデル作曲の「クセルクセスのラルゴ」を、そして自身のヴァイオリンと歌で“O Holy Night”をそれぞれ流し、聖書を朗読した。この実験はあらかじめ無線電信によって予告されたもので「世界初のラジオ放送」だっただけでなく「最初のクリスマス特別番組」でもある。そしてフェッセンデンは「史上初のラジオアナウンサー&プロデューサー」と言えるだろう。
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