無法者らとの交友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/16 00:58 UTC 版)
「ジョシー・バセット」の記事における「無法者らとの交友」の解説
ジョシーとアンはたいへん美しい、若い女性であったし、両者ともに荒っぽいところがあった。1893年までにアン・バセットはブッチ・キャシディに夢中になっていたし、ジョシーは、キャシディの親友エルジー・レイに夢中になっていた。キャシディが1894年から、18か月間の投獄されたとき、アンはベン・キルパトリックとの関係に夢中であった。キャシディが釈放されたときまでに、ウィル「ニューズ」カーヴァーはジョシーに夢中になったし、彼女は、カーヴァーが女性無法者ローラ・ブリオンに夢中になったとき、関係を終らせた。こんどはジョシーがいっときキャシディに夢中になり、やがてキャシディがアンに夢中になった。 これが、バセット家の娘らとキャシディのワイルド・バンチのギャングとの間に発展した関係の複雑な円圏であった。バセット家の娘らとギャングの構成員の両者によるロマンチックな伴侶の一見、絶えざる交替にもかかわらず、それからなんらかの敵意が結果したという徴候はない。ジョシーバセットは伝えられるところによれば、でこぼこのユタ州の土地に位置する「ロッバーズ・ルースト」と呼ばれた無法者の隠れ家に入ることを許されたわずか5人の女性のうちの1人であったが、残りは、妹アン、サンダンス・キッドのガールフレンドであるエッタ・プレース、エルジー・レイの妻モード・デーヴィスおよびウィル「ニューズ」カーヴァーの恋人ローラ・ブリオンであった。 ギャングに牛肉とウマを供給するバセット牧場のみならず、これらの無法な関係もまた、まさかの時に姉妹を助けた。1896年に、幾人かの有力で富裕なウシ飼いがバセット家の人々に牧場を売るように働きかけた。姉妹が拒むと、ウシ飼いらの組合はカウボーイを雇って姉妹にいやがらせをしたり、したりし始めた。姉妹がこんどはウシ飼いらから家畜を泥棒し始めた。 ウシ飼いらの組合は、カウボーイらを急派して姉妹にいやがらせをし、脅迫して売らせようとしたけれども、カウボーイらは、姉妹が関係していることがと知られる無法者らからの応報を恐れて、行為を続行することはまれであった。ひとつの伝説によれば、ワイルド・バンチのギャングのうちでおそらく最も恐れられたキッド・カリが、ウシ飼いらのために働くことが知られるカウボーイのうち幾人かに近づき、彼らにバセット家の人々をほうっておくように警告した。この話は確認することは出来ないが、確実であるのは、1899年までに姉妹は売るように圧力はほとんど受けていなかったということである。
※この「無法者らとの交友」の解説は、「ジョシー・バセット」の解説の一部です。
「無法者らとの交友」を含む「ジョシー・バセット」の記事については、「ジョシー・バセット」の概要を参照ください。
- 無法者らとの交友のページへのリンク