無断掲載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:10 UTC 版)
店側が掲載を望まないにもかかわらず自店が食べログに掲載されたことにより、訴訟に発展した例がある。 2010年(平成22年)9月、佐賀市内の飲食店の店主が、食べログの情報削除を求めて、佐賀地方裁判所に民事訴訟を起こした。店主によると、自店が食べログに無断掲載され、その内容が最新情報と異なるというものだった。カカクコム側は、適切な注意喚起を行っているとして、書き込みの削除を拒んだ。この一件は、インターネット上のトラブルにおける新形態として話題になったが、2011年1月に両者は和解し、店主は訴訟を取り下げ、カカクコムは、店の情報を削除した。カカクコム側が和解に応じたのは、これが判例となって、訴訟が相次ぐ事態を避けたかった為とも見られている。 2014年(平成26年)2月20日には、大阪市内のバーが「食べログ」からの情報削除と330万円の損害賠償を求めて、大阪地方裁判所に提訴した。そのバーは、「秘密の隠れ家」をコンセプトとしており、客にも店の情報を投稿しないよう求めていた。2013年(平成25年)、店側は「食べログ」にバーの情報が掲載されていることを知り、営業方針を伝えて情報削除を求めたが、カカクコム側は「表現の自由」を理由に削除を拒んだため、民事訴訟に発展した。2015年(平成27年)2月23日に、同地裁は「削除を拒んだことが違法とはいえない」として、原告の訴えを棄却した
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