『私立極道高校』実在学校無断掲載事件
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「週刊少年ジャンプ」の記事における「『私立極道高校』実在学校無断掲載事件」の解説
「私立極道高校」(宮下あきら)が問題となった事件。 滋賀県湖東地方にある実在の5つの中学校名と校章、4名の卒業生の名前や校章を無断で作品内に掲載して滋賀県近江八幡市、八日市市、蒲生郡安土町の教育委員会と各校から抗議を受けた。宮下のアシスタントがそのうちの1つの中学校の卒業生であり、友人の名前を無断借用したという。この中学校は被差別部落民が多く通う学校であった[出典無効]。1980年1月29日発行の第9号が回収された。また、翌週の第10号は滋賀、京都、岐阜では修正したものを販売することとなった。 この騒動を受けて、「私立極道高校」は第11号で打ち切りとなった。ストーリーは41話まで連載され、単行本は読み切り版の1話と連載最初の6話を収録した1巻が発売されていたが、事件がきっかけで絶版となる。なお、回収に協力した人には、アドレス帳が送られた。 宮下はしばらくの謹慎期間を経て「激!!極虎一家」で連載復帰。「激!!極虎一家」には「私立極道高校」のキャラクターが多数登場している。また、連載から32年後の2012年には、問題となった箇所を修正し、書き下ろしを追加した単行本が「復活版」として刊行されている。
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