烏山シェルター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:28 UTC 版)
「高井戸インターチェンジ」の記事における「烏山シェルター」の解説
中央道建設に反対する、激しい住民運動の結果を象徴する施設のひとつとして、高井戸出口西側に隣接する「烏山シェルター」がある。これは中央道本線上に存在するトンネルで、実際には高井戸出口に隣接する高架橋区間が全長約240メートルに渡ってシェルターで覆われているものである。 この設備は「高井戸トンネル」とも通称され、高速道路から発生する騒音や粉塵を防ぐことを目的としている。この区間には中央道建設工事開始後の1966年(昭和41年)から1968年(昭和43年)にかけて竣工した公団住宅・烏山北住宅(東京都世田谷区北烏山二丁目、三丁目)や、都営住宅・烏山アパート(同二丁目)があり、住民運動の結果、このシェルターの設置が中央道調布IC-高井戸IC間の開業条件のひとつとされたものである。 高架橋であるこの区間の高架下には当初、一般道路が設置される予定であったが、これも周辺住民の反対の結果、現在に至るまで更地(団地内の「広場」と称する)のままとなっている。
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