炭化チタンとは? わかりやすく解説

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たんか‐チタン〔タンクワ‐〕【炭化チタン】

読み方:たんかちたん

チタン炭化物灰色金属光沢がある。不溶。高硬度のため、切削工具表面被膜として用いられる化学式TiC


炭化チタン


炭化チタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/21 23:54 UTC 版)

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炭化チタン
識別情報
CAS登録番号 12070-08-5 
PubChem 16211963
特性
化学式 TiC
モル質量 59.89 g/mol
外観 黒色の粉末
密度 4.93 g/cm3
融点

3160 °C, 3433 K, 5720 °F

沸点

4820 °C, 5093 K, 8708 °F

への溶解度 水に溶けない
構造
結晶構造 立方晶系、cF8
空間群 Fm3m, No. 225
配位構造 八面体
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

炭化チタン(たんかチタン、titanium carbide)は、組成式 TiC、式量 59.89 のチタン炭化物融点は 3170 °C密度は 4.9 - 5.2 g/cm3ビッカース硬さは 2900 kg/mm2CAS登録番号は[12070-08-5]。

炭化チタンとモリブデンを加えて作った合金は切削工具などに用いられる。また、サーメットの材料として、炭化タングステンの表面に皮膜として使用される。ただし、衝撃と急熱急冷に弱い。

惑星やそこにおける有機物の形成過程を研究するため、飛行中のロケット内という宇宙空間に近い微小重力下でガス状の炭素とチタンをほぼ均等に分散させて炭化チタン微粒子を生成する実験が、北海道大学などにより行われた[1]

出典

  1. ^ 「炭化チタン、微小重力下で生成」『日経産業新聞』2019年7月18日(先端技術面)。

「炭化チタン」の例文・使い方・用例・文例

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