火水鳥(かすいちょう)のいわれ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:01 UTC 版)
「高知県立高知工業高等学校」の記事における「火水鳥(かすいちょう)のいわれ」の解説
昔ギリシャの商工業の神で、頼もしくて、やさしい美男子マーキュリーは、常に杖を手に持ち、手離したことがありませんでした。 その杖の頂端を取り、わが高知工業高校の象徴である校章としています。 この校章は旧校歌の歌詞にも 「火頭・水身・両翼」 とありますように、中央上端は火を、その下は水を、左右両方には翼を示しています。 火と水とは工業の基をなすもので、切っても切れない密接な関係にあります。そして偉大な翼は、世界を飛躍すべきたくましい翼で、世界の果てまでも雄飛し、工業を大いに発展させるべき重大な意義があるのです。 ( 水を意味するこの形が、創立者である竹内家の家紋でもあります。) また、中央下端にはポツンとしたものがありますが、これは失敗ではなく、これも重大な意義を持っています。制服の胸や襟についている校章は、マーキュリーの杖の頭を切り取ったもので、まだ下に杖があるということを示すためにこのポツンとしたものを少し付けているのです。 どうしてこの杖にこだわるのかというと、 実は、彼の杖には次のような神話が語られているからです。 『ある日、マーキュリーが野原へ散歩に出ました。すると蛇が互いに争っていました。そこで、彼が二匹の争っている蛇の中に彼の杖を立てると、蛇は争いをやめ、彼の杖に仲良く巻き上がりました。』 すなわち、杖は協調の意味を示すものなのです。 つまり、「共に助け合い励まし合って高知工業高校を発展進歩させなければならない」 という、偉大な意義がこれには含まれているのです。
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