漫画『ドカベン』での袴田
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 15:00 UTC 版)
「袴田英利」の記事における「漫画『ドカベン』での袴田」の解説
水島新司の野球漫画『ドカベン プロ野球編』では2度大きく作品中のキャラクターにかかわっている。 1度目は明訓高校でエースであった里中智を二軍で指導し、プロで戦える体にし、新変化球スカイフォークを授けた。その後、怪我で2年目の前半戦を棒に振りつつも、オールスターで9者連続三振を達成した里中に感涙。ファームで、里中の怪我に親身になって付き合っていたことを匂わせる発言も残す。そして里中の入団3年目には、彼の先発投手への転向に助力し、同時に彼の恋女房役の瓢箪捕手の打撃力向上にも一役買っている。 その後数年は登場シーンが無かったが、『球道くん』の主人公・中西球道がロッテ入団の際に再びクローズアップされている。中西に「あの苦しみを乗り越えた」と思いをはせている姿から中西のリハビリを手伝っていたことも考えられる。 また、里中と山田太郎の妹サチ子の結婚の仲人を務めることになった。 これらに遡る明訓高校が舞台だった時期にも関わりをうかがわせる描写がある。 主人公の山田太郎たちが高校2年の時、全国大会1回戦でBT(ブルートレイン)学園と対戦したが、作中に実況アナが解説者の「袴田さん」に「BT学園とはどんな学校なのですか?」と問いかける場面がある。解説者の袴田は、「私は静岡の自動車工業高校の出身ですが、あれと同じで・・・」と答え、袴田英利の経歴と符合する。 また、この大会では山田太郎のライバルの一人、江川学院の中二美夫が怪我から再起の登板を果たし、「袴田高校」を相手に1-0の完封勝利を上げる。9回裏2死満塁のピンチに代打・英利(ひでり)を投飛に打ち取っている。
※この「漫画『ドカベン』での袴田」の解説は、「袴田英利」の解説の一部です。
「漫画『ドカベン』での袴田」を含む「袴田英利」の記事については、「袴田英利」の概要を参照ください。
- 漫画『ドカベン』での袴田のページへのリンク