漁業利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 03:26 UTC 版)
宍道湖は湖内の漁獲量の約9割を占めるシジミ漁で有名である。シジミの種類はヤマトシジミ。 1970年代が最盛期とされ、1991年(平成3年)から2010年(平成22年)まで当地を含む島根県がシジミの漁獲高で日本一となっていた。その間の「農林水産省 漁業・養殖業生産統計年報 平成12年度」では、全国のシジミ漁獲量1万9295トン中、約39%の7500トンが宍道湖とされていた。 ところが、塩分濃度の低下やアオコの発生などの問題によるシジミの大量死が起きるなどしたため、漁獲高が急速に減少し、2013年(平成25年)島根県全体でも2000tを切る状況となった。 そのため、稚貝を栽培して放流したり、禁漁日を増やすなどの対策を進め、2014年(平成26年)のシジミの漁獲高は、当地は湖沼別で、島根県は都道府県別で、各々日本一を奪回した。 このほか、汽水湖のために魚種も豊富で、スズキ、モロゲエビ(ヨシエビ)、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シジミ、コイ、シラウオが宍道湖七珍と呼ばれている。それぞれの頭一文字をとって「スモウアシコシ」として覚える。
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