滝谷町 (宇都宮市)とは? わかりやすく解説

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滝谷町 (宇都宮市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 20:27 UTC 版)

日本 > 栃木県 > 宇都宮市 > 滝谷町
滝谷町
滝尾神社
滝谷町
滝谷町の位置
北緯36度33分1.01秒 東経139度51分57.14秒 / 北緯36.5502806度 東経139.8658722度 / 36.5502806; 139.8658722
日本
都道府県 栃木県
市町村 宇都宮市
地区 本庁地区[1]
面積
 • 合計 0.093[1] km2
人口
2017年(平成29年)7月31日現在)[2]
 • 合計 515人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
320-0847
市外局番 028(宇都宮MA)
ナンバープレート 宇都宮
※座標は滝谷町交差点付近

滝谷町(たきやちょう)は栃木県宇都宮市の地名。丁番の設定がない単独町名である。全域で住居表示実施済み。郵便番号は320-0847(宇都宮中央郵便局管区)。

概要

宇都宮市南部の一区域。北は幸町、東は六道町・京町、南は明保野町、西は鶴田町と接する。

住宅街と小規模な商店のみが広がる区域だが、主要な街道が滝谷町付近を通過しており、栃木街道・鹿沼インター通り・平成通り・桜通りの起終点である「滝谷町」交差点がある。滝尾神社(滝の権現)にはかつて宇都宮七水の一つである「滝の水」が湧いており、滝谷町の名はそちらに由来している。 元々この湧水を源とする自然河川があったが、流水量が乏しく下流の住民は水不足に悩んでおり、江曽島地区の農民たちが宝木用水の延長を発案し「江曽島用水」が造られた(詳細は新川 (栃木県)を参照)。

現在は改築等によりこの神社には井戸もなく、かつての名水を愉しむことはできない。

歴史

戊辰戦争宇都宮城の戦い)では、滝谷町に当たる場所に新政府軍が四斤山砲を据え、六道口の防備を整えた旧幕府軍に向けて砲撃した[3]

旧町名では西原町の一部である。西原町からの分立直後は一丁目・二丁目・三丁目に分かれていた。1965年(昭和40年)の住居表示実施にあたり滝谷町一丁目・二丁目・三丁目が統合され丁番を持たない町名となった。

沿革

  • 1934年(昭和9年) - 宇都宮市西原町より分立し滝谷町一・二・三丁目が発足。
  • 1965年(昭和40年)9月30日 - 住居表示実施により滝谷町の一部が幸町に編入。また、滝谷町一・二・三丁目および陽西通二丁目、京町二丁目、桜馬場通二丁目、西原町、鶴田町のそれぞれ一部が新・滝谷町となる[4]

町名の変遷

実施後 実施年月日 実施前(各町ともその一部)
滝谷町 1965年(昭和40年)9月30日 滝谷町一丁目、滝谷町二丁目、滝谷町三丁目、陽西通二丁目、京町二丁目、桜馬場通二丁目、西原町、鶴田町

世帯数と人口

2021年(令和3年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
滝谷町 258世帯 515人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[5]

町丁 小学校 中学校
滝谷町 宇都宮市立富士見小学校 宇都宮市立一条中学校

交通

道路

滝谷町の南西部に位置する「滝谷町」交差点は宇都宮市街地南西部の重要なジャンクションである。宇都宮環状道路開通前は市南部から鹿沼インターチェンジ方面へ向かうのにこの交差点を抜ける必要があり、この交差点に通過需要が集中し凄まじい渋滞が発生していた。

  • 栃木県道2号宇都宮栃木線桜通り・栃木街道):滝谷町の西を通過。「滝谷町」交差点を境に愛称が変わる。北(桜通り)は宇都宮市街を経て日光市方面、南(栃木街道)は宇都宮市西川田壬生町栃木市方面へ向かう。
  • 栃木県道6号宇都宮楡木線(鹿沼インター通り):「滝谷町」交差点から西へ延びる。東北自動車道鹿沼インターチェンジへはこの道路が主要アクセス手段となる。
  • 平成通り:滝谷町の南を通過。「滝谷町」交差点から東へ延びる市道。そのまま真岡市方面へ向かう県道となる。
  • 六道通り:滝谷町地内を北東から南西方向に縦断し、西側で「滝谷町」交差点に接続するが、車での通り抜けはできない。六道辻から延びる昔の栃木街道(鎌倉道)である。鎌倉道は滝谷町交差点の先、鶴田駅方面へ細い道が続いている。かつて六道経由の路線バスはこのルートを通っていた。
  • 陽西通り:滝谷町の東を通過。
  • 楡木街道:六道辻から滝谷町の北を通過。現在の鹿沼インター通りの旧道。

路線バス

滝谷町の区域を囲むように複数の系統が通過している。

  • 関東自動車
    • JR宇都宮駅 - 東武駅前 - 桜通り十文字 - 滝谷町 - 宇都宮高校前 - 鶴田駅西川田駅
      • 桜通り上にある「滝谷町」バス停から利用できる。
    • JR宇都宮駅 - 東武駅前 - 陽西通り - 京町西 - 文化会館前 - 南宇都宮 - 鶴田駅
    • JR宇都宮駅 - 東武駅前 - 六道 - 京町西 - 文化会館前 - あけぼの公園 - 鶴田駅・西川田東
      • 滝谷町からは「京町西」「ハローワーク」の各バス停が利用可。
    • JR宇都宮駅 - 東武駅前 - 六道 - 上欠下 - 運転免許センター - 楡木車庫
      • 滝谷町からの利用は「六道」もしくは「楡木街道入口」バス停が最寄となる。

主な施設

脚注

  1. ^ a b 総合政策部政策審議室情勢分析グループ: “2-5 町別世帯数及び男女別人口”. 宇都宮市統計書. 宇都宮市 (2021年4月13日). 2021年6月7日閲覧。 “この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 国際 ライセンスの下に提供されています。”
  2. ^ a b 令和3年9月末日現在 町丁別人口(住民基本台帳人口)”. 宇都宮市総合政策部政策審議室情勢分析グループ (2021年10月14日). 2021年10月26日閲覧。 “この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 国際 ライセンスの下に提供されています。”
  3. ^ 阿部 2009, p. 55.
  4. ^ 昭和40年8月27日栃木県告示第585号
  5. ^ 「た」 宇都宮市立小中学校の指定校(通学区域)”. 宇都宮市教育委員会事務局学校管理課就学グループ (2020年5月22日). 2021年10月26日閲覧。
  6. ^ とちしん 店舗のご案内”. 栃木信用金庫. 2021年10月26日閲覧。

参考文献




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