陽南
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 02:27 UTC 版)
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陽南
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栃木県立がんセンター
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北緯36度32分8.01秒 東経139度52分33.15秒 / 北緯36.5355583度 東経139.8758750度 | |
国 | ![]() |
都道府県 | ![]() |
市町村 | ![]() |
地区 | 本庁地区(陽南1丁目) 陽南地区(陽南2・3・4丁目) |
人口 | |
• 合計 | 2,508人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
320-0834
|
市外局番 | 028 |
ナンバープレート | 宇都宮 |
※座標は陽南中学校付近 |
陽南(ようなん)は栃木県宇都宮市の地名。現行行政町名では陽南一丁目・陽南二丁目・陽南三丁目・陽南四丁目が設定されている。郵便番号は320-0834(宇都宮中央郵便局管区)。
概要
宇都宮市南部の一区域。国道4号・国道119号(東京街道)・JR日光線・宮原球場通り・陽南通り(都市計画道路・産業通り)に囲まれており、北は不動前五丁目・宮原三丁目・宮原四丁目・宮原五丁目、東は西原町、南は西原町・江曽島町・江曽島本町、西は大和一丁目と接する。
住宅街と工場・公園・医療関係施設が混在する地域で、陽南一丁目にはSUBARU宇都宮製作所(旧中島飛行機)、陽南二丁目は宇都宮市立陽南中学校および住宅街、陽南三丁目はほぼ全域が住宅街、陽南四丁目は住宅街に加え宇都宮市宮原運動公園野球場・弓道場などがある。
「陽南」の名はかつて宇都宮市街地を指した古称「宇陽」の南方に開発された地域という意味で、現在の陽南一-四丁目近辺ではなく現在の東武線南宇都宮駅付近の都市計画(区画整理)が行われた地域につけられた地名であった。南宇都宮駅近辺を指す旧町名として1937年(昭和12年)から1967年(昭和42年)まで陽南通(ようなんどおり)という町名も存在していた(西原町より分立して成立)。近年の「陽南」はさらに意味する区域が拡大しており、宇都宮市の「陽南地区」は旧来の江曽島や西川田の一部区域であった今宮・緑・双葉付近の住宅街までをも指す。
宇都宮市役所陽南出張所は当初 大和二丁目に開設されたが、現在は春日町に新築移転している。
歴史
沿革
- 1952年(昭和27年)4月1日:河内郡横川村大字江曽島の一部が宇都宮市に編入。宇都宮市宮原町一丁目・二丁目が成立。
- 1979年(昭和54年)10月1日 - 住居表示実施により宮原町二丁目全域および西原町・大和町・不動前五丁目・宮原三丁目・宮原四丁目・宮原五丁目のそれぞれ一部が陽南一・二・三・四丁目となる[2]。同日宮原町二丁目は廃止。
町名の変遷
実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町ともその一部) |
---|---|---|
陽南一丁目 | 1979年(昭和54年)10月1日 | 宮原町二丁目、西原町、不動前五丁目、宮原三丁目、宮原四丁目 |
陽南二丁目 | 宮原町二丁目、西原町 | |
陽南三丁目 | 宮原町二丁目 | |
陽南四丁目 | 宮原町二丁目、大和町、西原町、宮原四丁目、宮原五丁目 |
世帯数と人口
2017年(平成29年)7月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
陽南一丁目 | 31世帯 | 54人 |
陽南二丁目 | 290世帯 | 553人 |
陽南三丁目 | 374世帯 | 824人 |
陽南四丁目 | 582世帯 | 1,077人 |
計 | 1,277世帯 | 2,508人 |
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[3]。
町丁 | 小学校 | 中学校 | |
---|---|---|---|
陽南一丁目 | 一部 | 宇都宮市立宮の原小学校 | 宇都宮市立一条中学校 |
一部 | 宇都宮市立陽南小学校 | 宇都宮市立陽南中学校 | |
陽南二丁目 | 一部 | 宇都宮市立宮の原小学校 | 宇都宮市立一条中学校 |
一部 | 宇都宮市立陽南小学校 | 宇都宮市立陽南中学校 | |
陽南三丁目 | 宇都宮市立陽南小学校 | 宇都宮市立陽南中学校 | |
陽南四丁目 |
交通
鉄道
北にJR日光線が通過しているが近隣に駅はない。西には東武宇都宮線が通過しており、最寄駅は南宇都宮駅もしくは江曽島駅となる。
道路
- 国道4号・国道119号(東京街道):陽南一・二丁目の東側を通過。「西原」「川田入口」の各交差点がある。
- 宮の原通り:陽南一丁目の宮原球場通り交点(富士重工踏切)から北に伸びており、日の出・平成通り方面へ連絡している。
- 宮原球場通り:陽南四丁目の西(通称:大和二丁目交差点)から陽南一丁目の北にかけてを通過する。
- 陽南中北通り:国道4号から陽南中学校北側を通り県立がんセンター東側までを結ぶ市道。
- 陽南通り:国道4号「川田入口」交差点から栃木街道「八千代1丁目」交差点までを結ぶ道路で、陽南二・三・四丁目の南を通過する。都市計画道路3・3・105産業通りの一部となっており、4車線化が計画されている。
路線バス
「川田入口」交差点付近に位置する「川田入口」バス停は宇都宮市街地と郊外を結ぶ以下の3つの系統の分岐点となっている。
- 関東バス
- JR宇都宮駅 - 東武西口 - 一条 - 川田入口 - 県立がんセンター前 - 江曽島駅 - 西川田東
- 東京街道および陽南通り上を走行する系統で、陽南エリアの主要なバス路線となる。陽南通り上に多数のバス停が存在する。
- JR宇都宮駅 - 東武西口 - 一条 - 川田入口 - 台新田 - 雀宮駅前 - 雀宮陸上自衛隊 - 石橋駅
- 川田入口までは上記系統と同じルートを経由する。
- JR宇都宮駅 - (朝夕は旭陵通り経由/日中は東武西口・一条経由) - 栃木日産前 - 川田入口 - 自動車学校入口 - 龍泉院前 - 今宮2丁目 - 若松原 - 雀宮駅
- 今宮地区を経由してJR宇都宮駅と雀宮駅を結ぶ路線、2018年4月1日運行開始。
- JR宇都宮駅 - 東武西口 - 一条 - 川田入口 - 県立がんセンター前 - 江曽島駅 - 西川田東
- 廃止路線
- 関東バス
- 国鉄宇都宮駅 - 東武西口 - 一条中学校前 - 川田入口 - がん検診センター前(当時) - 陽南小学校前 - 自動車検査場
- 陽南通りを走る「江曽島出張所線」の支線で、かつて栃木陸運支局(当時)の南隣にあった「江曽島営業所」への回送系統に近いものである。一日数本設定されていた。
- 国鉄宇都宮駅 - 東武駅前 - 新川 - 桜小学校前 - 気象台入口(現・京町西) - 文化会館前 - 南宇都宮 - 市営球場前 - 江曽島駅 - 江曽島出張所(緑2丁目)
- 陽西通りより南宇都宮駅前を経由し富士重工北側・宮原球場前を走行する系統。一日3~5本設定されていた。1980年代に廃止された。
- 国鉄宇都宮駅 - 東武西口 - 一条中学校前 - 川田入口 - がん検診センター前(当時) - 陽南小学校前 - 自動車検査場
主な施設
- SUBARU宇都宮製作所(陽南一丁目)
- 宇都宮市立陽南中学校(陽南二丁目)
- 栃木県自動車学校(陽南三丁目)
- 栃木県立がんセンター(陽南四丁目)
- 報徳会宇都宮病院(陽南四丁目)
- 栃木県立衛生福祉大学校[1](陽南四丁目)
- 宇都宮市宮原運動公園野球場(陽南四丁目)
脚注
- ^ a b “人口 -宇都宮市統計データバンク-”. 宇都宮市 (2017年7月31日). 2017年9月3日閲覧。
- ^ 昭和54年8月24日栃木県告示第778号
- ^ 市立小・中学校通学区域一覧|宇都宮市 2013年8月21日閲覧。
参考文献
- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 9 栃木県』、角川書店、1984年 ISBN 4-04-001090-6
- >> 「陽南」を含む用語の索引
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