滅びの呪文「バルス」によるインターネット上の現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 07:50 UTC 版)
「飛行石」の記事における「滅びの呪文「バルス」によるインターネット上の現象」の解説
近年(2000年代以降)は地上波(日本テレビ系列の『金曜ロードショー』および『金曜ロードSHOW!』)でテレビ放送されると、シータとパズーが「バルス」と叫ぶ瞬間に合わせて、2ちゃんねるなどの電子掲示板にある実況板などにおいて「バルス」などと大量に書き込み(投稿)が行われ、高負荷によるサーバダウンがインターネット上の恒例となっており、「バルス祭り」の俗称がついている。 2009年11月20日放映時にはTwitterでも同様に終盤の台詞が大量にツイートされたが、サーバダウンが発生することはなかった。報道したITmediaは理由に(当時の)日本の利用者数の少なさを示している。利用者が大幅に増加した2011年12月9日放映時は、Twitter社の公式発表によると1秒間のツイート数が25,088TPS(Tweets Per Second、1秒間あたりのツイート数)に達し、世界記録を達成した。これにより、サーバダウンこそしなかったもののサーバ遅延が発生することとなった。 その後、世界記録は一時は2013年正月の「あけおめ」(33,388TPS)に塗り替えられるものの、同年8月2日の放映時には143,199TPSと実に10万件以上記録を更新した。放送直後に58,475TPSを記録したというデマが流れたものの、実際にはデマをも上回る結果となった。 2016年1月15日にも放送され、さらには公式に「バルス」の放映される瞬間を予想する企画も行われていた。結果は約55,000TPSと記録更新はならなかったものの、1分間のツイート数が345,397TPM(Tweets Per Minute、1分間あたりのツイート数)を記録。 2017年にNHKからインタビューを受けたTwitterのCEOであるジャック・ドーシーはこの現象を知らなかったが、肯定的な意見を表明している。
※この「滅びの呪文「バルス」によるインターネット上の現象」の解説は、「飛行石」の解説の一部です。
「滅びの呪文「バルス」によるインターネット上の現象」を含む「飛行石」の記事については、「飛行石」の概要を参照ください。
- 滅びの呪文「バルス」によるインターネット上の現象のページへのリンク