湿式法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 06:40 UTC 版)
ブオン・フレスコ (Buon Fresco) 「真の(正しい)フレスコ」の意味。漆喰を塗ってからまもなく硬化する前の表面に耐アルカリ性の顔料を水または石灰水で溶いたもので描く。漆喰が硬化する過程で生じる消石灰(水酸化カルシウム)の化学変化により、顔料は壁に定着する。媒材(バインダー)を用いないため顔料の発色が最高度に活かされ、顔料は壁と一体化するため高い耐久性を持つ。漆喰が生乾きの状態で描かなければならないため、一日に描くことの出来る仕事量を計算して壁を区分し塗りついでいく。この区分を「ジョルナータ(giornata=一日分)」と呼ぶ。大きな壁面をブオン・フレスコで仕上げるためにはジョルナータ法は不可欠である。ジョルナータ法を確立したのはアッシジにおけるジョット。それ以前は、作業用足場に沿う形の水平の大きな区分の漆喰を一度に塗り、足場を下げるのに合わせ、上から下に塗りついでいた。この塗り継ぎ法はジョルナータに対して「ポンタータ(pontata=足場式)」と呼ばれる。
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湿式法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 15:44 UTC 版)
ごく短い繊維(6mm以下)を水と混ぜ合わせ、紙のように漉いて形成する。
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湿式法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:02 UTC 版)
湿式製錬法では、酸化亜鉛の焼鉱を硫酸に溶かした硫酸亜鉛の水溶液とし電解して金属を得る。 ZnO + H 2 SO 4 ⟶ ZnSO 4 + H 2 O {\displaystyle {\ce {ZnO + H2SO4 -> ZnSO4 + H2O}}} ( ZnO + 2 H + ⟶ Zn 2 + + H 2 O ) {\displaystyle {\ce {(ZnO + 2 H^+ -> Zn^{2+}{}+H2O)}}} この硫酸亜鉛溶液は不純物を含むため、まず少量の二酸化マンガンを加えて鉄イオンを2価から3価へ酸化した後、鉄・ヒ素・アンチモンを沈殿させる。続いて少量の亜鉛末を加えて銅・ニッケル・コバルトおよびカドミウムを単体をして析出除去する。この精製した硫酸亜鉛水溶液に希硫酸を加えて酸性とし、陰極にアルミニウム電極、陽極に不溶性の含銀鉛電極を用いて電解精錬する。陽極からは酸素、陰極からは亜鉛が析出し、純度 99.99 %以上の金属亜鉛が得られる。亜鉛はイオン化傾向が水素よりも大きく電位的に還元されにくい金属であるが、水素過電圧が高いため水溶液中であっても陰極に析出させることができる。 「亜鉛めっき」も参照 Z n 2 + + 2 e − → Z n {\displaystyle {\rm {Zn^{2+}+2e^{-}\rightarrow Zn}}} (陰極、E°= −0.7626 V) 消費電力は亜鉛1トンあたり3000 - 4000 kWhである。
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