渋沢・新屋敷
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渋沢喜作(しぶさわ きさく) (渋沢喜作 → 渋沢成一郎 → 渋沢喜作) 演:高良健吾(幼少:石澤柊斗) 栄一の従兄。 知性派の栄一とは対極的で直情的な性格。千代を巡って栄一の恋敵となるが、思い合うふたりを前にして身を引き、自らはよしと結婚する。栄一と同じく攘夷思想に傾くが、共だって江戸に出て一橋家に仕えることになり成一郎(せいいちろう)と名乗る。やがて攘夷の無謀さや慶喜の英邁さを知り、慶喜に尽くすことを決意。商いの知識を武器に出世していく栄一に対し、主に兵の統率を任され、慶喜の将軍就任から上野寛永寺での謹慎まで従う。後に彰義隊を旗揚げし、飯能戦争、箱館戦争と転戦するも官軍に敗れ、投獄される。 出獄後は名前を喜作に戻し、栄一の薦めで大蔵省に入省。製糸技術を学ぶためイタリアへ留学の後、栄一に続いて大蔵省を退省し、生糸商人に転じる。栄一の手がける事業にも参加し、これを支える。静岡に住む慶喜のもとへ行こうと栄一に勧められた時は、慶喜に合わせる顔がないと断ったが、自身の隠居後、慶喜が東京に戻って来た際に30年ぶりの再会を果たした。 米相場など商売で失敗したのを機に引退し、晩年は白金台で余生を送り、大正元年(1912年)に74歳で生涯を終える。 渋沢よし(しぶさわ よし) (よし → 渋沢よし) 演:成海璃子 喜作の妻。国領村の福田直三郎の姉。 喜作が京へ旅立ってからは、夫の不在をともに守る千代のよき相談相手となる。 渋沢作太郎(しぶさわ さくたろう) 喜作とよしの長男。
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