深田久弥の日本百名山の選定基準とは? わかりやすく解説

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深田久弥の日本百名山の選定基準

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 17:11 UTC 版)

日本百名山」の記事における「深田久弥の日本百名山の選定基準」の解説

日本多くの山を踏破した本人経験から、「品格歴史個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1500 m上の山という基準設け『日本百名山』選定した1961年昭和36年)に上高地開山祭である「ウェストン祭」の講演日本百名山選定基準披露している。 山の品格 - 人には人格あるように、山には『山格』のようなものがあるとし、誰が見て立派な山だと感嘆する山であることを、第一基準とした。 山の歴史 - 昔から人間との関わり深く崇拝され山頂に祠が祀られている山であるというような山の歴史尊重し第二基準とした。 個性のある山 - 芸術作品同様に山容現象伝統など他には無いような顕著な個性をもっていることを、第三基準とした。 また「本人登頂した山であること」が、絶対条件となっている。少年の頃から約50年の間に相当数の山に登っていて、多くの山を知っている点に自信持っていた。 詳細は「深田久弥#主な登山記録山行記録)」を参照 前記基準加えて観光的に開発されつくして山霊のすみかがなくなっている」ような山は選ぶわけにはいかない述べ中学時代過ごした福井県荒島岳触れて、「各県から代表の山を選ぶ」というような考え持っていたとしている。なお、47すべての都道府県から選んだわけではなく百名山存在しない都道府県も、西日本中心に16府県及んでいる。及第すれすれの山を選ぶ心情を「愛す教え子落第させる試験官辛さ似ていた」と述べている。 「自分選定試みは、旅行業界が観光振興のために選んだ名勝百選のようなものに比べれば正確だ」と自負する一方自分基準唯一の妥当な選定基準ではないことも認めていた。新潮文庫版の「日本百名山」では、解説者串田孫一が、「読者自分百名山選定する際のたたき台として使えることもこの本の魅力」という意見述べている。

※この「深田久弥の日本百名山の選定基準」の解説は、「日本百名山」の解説の一部です。
「深田久弥の日本百名山の選定基準」を含む「日本百名山」の記事については、「日本百名山」の概要を参照ください。

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