すれすれ

デジタル大辞泉

すれ‐すれ【擦れ擦れ】

読み方：すれすれ

［名・形動］

１ 触れそうになるくらい近づいていること。また、そのさま。「床—の高さまで、水がきた」「水面—に飛ぶ鳥」

２ 限界をもう少しで越えそうなこと。また、そのさま。「発車時間に—で間に合う」「合格点—だ」

３ 人がいがみ合うさま。

「二人の間柄が—になると、細君の心は段々生家(さと)の方へ傾いて行った」〈漱石・道草〉

短編小説作品名辞典

すれすれ

作者吉行淳之介

収載図書吉行淳之介全集 第9巻
出版社新潮社
刊行年月1998.6

すれすれ

作者芝仁太郎

収載図書規則に愛嬌を
出版社思想の科学社
刊行年月2007.1

Weblio日本語例文用例辞書

「すれすれ」の例文・使い方・用例・文例

• 車が彼の横をすれすれに進んだ
• 車は塀のすれすれを通った
• カモメは波の上すれすれを飛んでいた
• ハサミアジサシは水面すれすれに飛ぶ。
• 連日のように遅刻すれすれで出勤してくる勤務態度を問題視します。
• 僕は終電にすれすれのところで間に合った。
• 飛行機は墜落する前に地面すれすれに飛んだ。
• 飛行機は管制塔の上をすれすれに飛んだ。
• 自動車は角をすれすれに通った。
• 精神異常すれすれの人.
• その飛行機は飛行場の上をすれすれに飛んで行った.
• (不法すれすれの)ずるい取引[行為].
• 彼は(英語の試験に)すれすれで合格した.
• (可の成績で)試験にすれすれ及第した.
• その自動車は塀すれすれに通った.
• ツバメが湖上すれすれに西の方に飛んでいった.
• 彼は平たい石を水面すれすれに飛ばした.
• 1羽のツバメが地面すれすれに飛んでいった.
• …からわずかな距離に, …にすれすれで.
• 船が岬をすれすれにまわる