海賊問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 06:45 UTC 版)
「日本とソマリアの関係」の記事における「海賊問題」の解説
詳細は「ソマリア沖海賊の対策部隊派遣」を参照 ソマリアとの貿易や経済関係ではソマリア海賊問題が重要となる。ソマリア海賊が出没するのは主にアデン湾であるが、アデン湾は紅海とアラビア海の間にあり、ひいては地中海や大西洋とインド洋を結び付ける重要な海で、アデン湾におけるソマリア海賊の活動は東アフリカや中東だけでなく国際物流においても重大な障壁となっている。ゆえにアメリカ海軍、ロシア海軍など主要国の海軍は海賊対策の名目で同地域に一定規模の戦力を派遣しており、日本も隣国ジブチ含めアデン湾周辺に自衛隊を派遣・駐屯させ同地域の治安・経済の安定に貢献している。 2016年には寿司チェーン店「すしざんまい」を運営する喜代村の社長である木村清が、国際的な問題となっているソマリア海賊に対しマグロ漁を教え漁船を手配し、冷凍倉庫や流通設備を整備することで漁師に戻しソマリア海賊を激減させたとの記事がSNSで拡散され話題となった。しかしこれは一種の誇張で、実際に木村清がソマリアの隣国であるジブチに赴き「ソマリア海賊らしき人々」にマグロ漁に関する技術を教えたものの、漁船や保存・流通に関する設備を手配した事実はないというのが後に明らかにされている。
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