海藻・昆布料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:47 UTC 版)
魚介類の消費は少ないものの海草の利用は盛んで、スヌイ(酢海苔=モズク)は酢の物にし、アーサ(ヒトエグサ)は汁に入れるほか、いずれも天ぷらの具にしたりする。ヒジキも栽培されており、モーイ(イバラノリ)も地域によっては利用される。海ぶどうも独特のものとして、土産物などとして珍重されている。また、クーブ(コンブ)を利用した料理が盛んで、だしに使うほか、締め昆布を煮物や炒め物に用いたり、千切りにしてクーブイリチーと呼ばれるイリチーやクーブジューシーになどにする。沖縄県のコンブの消費量は全国でも富山県と一、二を争う多さである。沖縄県で昆布が生産されないのに消費量が多いのは、江戸時代、日本から清への輸出品として沖縄に運ばれた北海道産のコンブが用いられるようになったからだとも、北前船によって大阪に運ばれた昆布を薩摩の商人が沖縄の黒砂糖と取引したから だともされている。
※この「海藻・昆布料理」の解説は、「沖縄料理」の解説の一部です。
「海藻・昆布料理」を含む「沖縄料理」の記事については、「沖縄料理」の概要を参照ください。
- 海藻・昆布料理のページへのリンク