海外での採用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:35 UTC 版)
土木学会選奨土木遺産に選出されたほか、山田堰及び堀川用水は利水構造として、NGOペシャワール会代表の中村哲医師らによる農地開発事業における取水構造物及び水路の建設モデルになり、アフガニスタン復興支援の灌漑用水モデルとして活用されている。また、JICAを通して、アフガニスタン水・エネルギー省の副大臣など、日本国外からの見学者もいる。 アフガニスタンで作られたマルワリード用水路はクーナル川(英語版)を水源とし、PMS(ピース・メディカル・サービス・ジャパン)により、2003年3月から2010年までの約7年間をかけて完成させたものである。全長が25.5 kmであるこの用水路の稼働により、約3,000 haの荒廃地が農地に変貌した。 堤防公園には中村の記念碑が2021年2月に建てられた。中村が山田堰をアフガニスタンに応用しようと考えたのは、地元住民だけで維持管理できるためである。
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