活版印刷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:37 UTC 版)
英国のウィリアム・ニコルソンが1790年に特許を申請した、活字を組んだ版を往復させて印刷する印刷機が輪転印刷機の源とされる。のちドイツのフリードリヒ・ケーニッヒが英国で1810年に蒸気動力を用いた高速印刷機を考案して特許申請し、1812年に完成。英タイムズ紙の印刷工場に導入された。 英国のリチャード・マーチ・ホーは1843年、版を往復させる従来の高速印刷機の工程を見直し、湾曲した版を鋳造して回転する円筒に固定する、最初の活版用輪転印刷機を考案し、1844年に特許を取得。さらに改良を加えた実用に耐える輪転印刷機を1846年に完成させ、1847年に特許を取得した。 タイムズ紙は1853年に輪転機を導入し、1868年には現在の新聞用輪転機の方式である巻取紙方式の輪転機を初めて採用した。日本では1890年に大阪朝日新聞が採用したのが最初である。
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