活動休止宣言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:31 UTC 版)
中谷を巡る対立は2012年(平成24年)1月23日、上述した女性メンバー名義の保険証を使用して保険診療を受けていた中谷が詐欺容疑で逮捕されたことにより、一気に急展開を迎えることになる。 在特会の桜井誠会長は逮捕報道後に配信したニコニコ生放送で、中谷と在特会の友好関係を全面否定するとともに、彼女が他にも余罪を抱えていることをほのめかした。また記事中で中谷と在特会が連携していると書いた読売新聞に抗議するとして、逮捕翌日の1月24日に支部長ら数名を引き連れて読売新聞大阪本社を訪問している。なお中谷は徳島事件を機に退会するまで在特会の会員として活動しており、退会後もチーム関西の枠組みの中で在特会との共闘を進めていた。 こうした在特会側の動きに対し、中谷の支援者らは「自己保身のための裏切り行為だ」と猛反発し、特に中曽は桜井会長やそれに同調したメンバーらに対して謝罪を要求するなど批判の動きを強めた。 その最中の2月12日、大阪市で主要メンバーを集めての集会が開催された。集会の冒頭、荒巻靖彦代表は「行儀の良い人間だけが世の中を変えてきたわけではない。仲間がやったことについてどうのこうの言うのは仲間として、人間として許されない」と中谷批判の動きを牽制するとともに、「何かあったらあげつらうような人間が仲間にいるようでは具合が悪い。こういうごたごたに嫌気が差したので、今日付で一度チーム関西をやめさせてもらう」と述べ、自身の代表辞任と団体としての活動休止を宣言した。ただしメンバーらによる公式サイトの利用は従前通りに認められ、また京都事件の弁護士費用を確保するためにチーム関西名義でのカンパも継続して募集することとなった。
※この「活動休止宣言」の解説は、「チーム関西」の解説の一部です。
「活動休止宣言」を含む「チーム関西」の記事については、「チーム関西」の概要を参照ください。
- 活動休止宣言のページへのリンク