決勝戦の引き分け再試合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:56 UTC 版)
「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の記事における「決勝戦の引き分け再試合」の解説
1969年(第51回大会)、松山商(愛媛)と三沢(青森)の決勝戦は同点のまま延長18回で試合終了した。翌日に決勝戦では春夏を通じて初の引き分け再試合が行われた。この再試合で松山商が勝利し、優勝となった。準優勝投手である三沢の太田幸司は4日連続で45イニングを一人で投げぬいた。 また、2006年(第88回大会)、駒大苫小牧(南北海道)対早稲田実業(西東京)の決勝戦では、8回に両チーム1点ずつを獲得し、両チームエースの好投で延長15回引き分けとなり、37年ぶり2回目の再試合となった。この再試合で早稲田実が勝利し、優勝となった。優勝投手である早実の斎藤佑樹は4日連続延べ42イニングを一人で投げぬいた。 この決勝戦は朝日放送発にテレビ朝日系で12:55~試合終了まで完全生中継されたが、偶然にも決勝第1戦の日が日曜日と重なったため、関東地区では平均視聴率で23.8%、最高視聴率は30.4%を記録した。 2021年(第103回大会)以降は延長無制限で、延長13回から無死一・二塁のタイブレーク方式を導入したため、降雨ノーゲームにならない限り、引き分け再試合は行われない。
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