江戸版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:06 UTC 版)
隠居の所へやってきた八五郎。入ってくるなり酒を飲ませろとねだる。隠居は、人にごちそうしてもらいたかったらお世辞のひとつも言えなければいけない、例えば道で知人に出会ったら相手に年齢を尋ね、お若く見えるとおだてれば喜ばれるぞと諭す。仲間の竹に赤ん坊が生まれたので、祝いに行けば酒をおごってもらえると算段した八五郎が赤ん坊のほめ方を尋ねると、隠居はていねいに教えてくれる。八五郎は喜んで町に出ると、顔見知りの伊勢屋の番頭に出会い、さっそく褒めて酒をおごってもらおうとするが、とんちんかんな会話になってしまい、酒にありつけない。次に竹の所を訪れるが、いざ褒める段になるとまともな褒め言葉がまったく出てこない。最後の手段で赤ん坊の年を尋ねると、竹が「(数え年で)一つだ」と言うので「一つにしちゃあ大変お若い、どう見てもタダだ」。
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