江戸時代後期からそれ以降(工業都市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:05 UTC 版)
「堺市」の記事における「江戸時代後期からそれ以降(工業都市)」の解説
江戸時代でも後期に入ると、醸造業などが栄えた影響で再度活気を取り戻すようになる。幕末になり、欧米列強が大坂の開港を要求すると、大坂が京都に近いため堺がその代港候補に挙がる。だが江戸幕府内勤皇派は、堺周辺には古墳が多いため、堺を開港地にすると外国人が無断で古墳に出入りする可能性があると指摘。そのため、第二候補であった摂津国の兵庫(神戸)が開港地に選ばれた。この結果、堺は中世以来の国際貿易港への復帰の道を閉ざされ、その座を神戸に明け渡すことになった。
※この「江戸時代後期からそれ以降(工業都市)」の解説は、「堺市」の解説の一部です。
「江戸時代後期からそれ以降(工業都市)」を含む「堺市」の記事については、「堺市」の概要を参照ください。
- 江戸時代後期からそれ以降のページへのリンク